2009年1月23日金曜日

ソニーショック

業績が悪いのは予想していたが、ここまでとは。。。というのが正直なところです。


ソニーの2009年3月期の営業赤字が、2,600億円。

本日の日経新聞によると、ソニーが営業赤字を出すのは実に14年ぶりらしいです。
昨年10月時点では2,000億円程度の黒字予想だっただけに、サブプライムショック・リーマンショックによる影響の大きさがすさまじいものだったと、改めて考えさせられました。

経済界ではこれを「ソニー・ショック」として受け止め、今日の日経平均も下げに転じていますね。

タイミングを同じくして、トヨタが海外拠点を中心に正社員1,000人規模の削減を表明しました。
さらにあのマイクロソフトが社員の5%にあたる5,000人を削減を発表しています。

トヨタは創業家をトップに据えて社員の意気を高めると共に、その印籠を抱えながら、この先大ナタを振るうのでしょうか。

マイクロソフトはリストラしない企業として有名だったのが、初の大型リストラを実行に移すようですね。
これはIT業界も不況の影響を受け始めているということの表れでしょうか。
当然、消費が落ち込むことによって製造業の稼働率が落ちるでしょうが、それに伴って設備投資規模も縮小するため、そこで使われるITへの投資規模も縮小されるということだろうと考えています。

これからは「節約」がひとつのキーワードになり、あらゆる企業がエコ分野への投資を拡大し、化石燃料からの脱却、高効率エネルギー利用の促進が一層進むと予想されますが、地球にとってはいい事なのかも知れませんね。


気になる為替相場は、為替相場には株式相場に連動した動き以外は大きな影響は見られないですが、これでも円安に転じないところをみると「強いドルは国策」を掲げるオバマ政権に向けられる視線もシビアなものなのかも知れません。個人的には期待したいところですが、やはり国債発行の規模と、全世界に対する借金を考えると、そう易くないのでしょうね。。。


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